オオカミ教師
他の子より作業が早く終わる子は、
「先生次何するの?」
と聞きに来る。
オーソドックスな対応でいけば、
「本読んで待ってて」
「お友達を手伝ってあげて」
などなのであるが、
そのくらいのことは言われなくても
自分で判断してやってほしい。
だからわざと有り得ないことを言ってみる。
例えば、
「先生次何するの?」
と言われたら、
「じゃあそこで踊ってて」
と自然な口調で答える。
子どもは一瞬踊りそうになってから、
(この瞬間が最高に可笑しい!)
「なんでよ!」
とつっこんでくる。
そんなことを繰り返していると、
何をするのかを俺に聞いても、
どうせろくな答えが返ってこないことに気づき、
自分で何をしたらいいのか考えるようになるのだ。
・・・が、最近は真面目に話そうとしても、
「どうせまた変なこと言うんでしょ?」
と言われるようになり、
子どもたちの自立に比例して、
俺に対する信用が薄くなってきたように感じる今日この頃・・・。