警察に行ったのに | やめるのやめた

警察に行ったのに

とは、清志郎の歌。













このクッソ忙しいのに財布が落ちていた。



往来の人同様に無視しようと思ったのだが、

何か耐えきれずに拾ってしまった・・・。


俺は財布を3回落としているので、

落とした人の苦悩が良く分かるからだ。


交番に行った。


財布が持ち主に届けば良いって思っただけだった。

でも、交番ではまるで犯罪者のように扱われた。


「どこで拾った?」

「何時頃?」

までならまだ良い。


「拾ったとき幾ら入ってた?」

「中身はこれで間違いないな?」


見ていないので知る訳がない。


もう完全に頭に来ていたのであるが、


「この地域に住んでいるならこれを書いて帰るように。」

と、この個人情報にうるさい時代に、

住所、氏名、電話番号、勤務先等を書けと言ってくる。

更に、実家の連絡先も教えろと。

パトロールに必要だとかなんとか言いながら。


そもそも俺は財布を落とした人のために届けただけだ。

なんでこんなに偉そうな警官のなすがままにされなければならないのだ?


「こんなことするために来たんじゃありません。」

と言い、立ち去ろうとすると、

突然もう1人の警官が奥から出てきて、

「確保ですか?」

とか言っている。



蹴り入れてやろうかとマジで思ったが、

ホントに確保されるのでやめといた。




そんでチャリにまたがり、

良いことしている子はちゃんと認めてあげて、

困っている子はちゃんと助けてあげようと、

心に誓った。