思い出のアメーバ
このブログの名前である“アメーバ”は、単細胞生物である。
こう見えても大学では生物学を専攻していた。
それも微生物についてだ。
主に“アメーバ”を培養して実験をしていたのである。
俺が実験していたアメーバの種は、
餌を与えると、ビロ~ンっと活発に動き、形も不定なのであるが、
餌をシャットダウンすると、自ら“シスト”という球状の殻を形成し、
その中に引きこもってしまうのである。
そして、また培養液中に餌を入れてやると、
殻を脱ぎ捨て、またビロ~ンっとはしたない姿になるのである。
単細胞生物のくせにヒッキーになる術を身に付けているのは驚きである。
実は、学生時代もなかなかに無能だった為、
よくアメーバの培養液を腐敗させ、納豆臭くさせてしまったり、
温度調節を誤って培養液ごと沸騰させてしまったりと、
億単位のアメーバを大量虐殺してしまった思い出がある。
最近、とある事情から、原生動物図鑑なんてなものを久しぶりに見たのだが、これが面白い。
ネットで検索すると、ゾウリムシやミジンコの動きも見ることができる。
“ミジンコ”は“微塵子”と書く。名前も小ささを表している。
あんなに小さいのにせかせかと動く。
こういう微生物を観察していると、生物は何の為に生きているのか・・・と、考えてしまう。
18時間後の未来
昨日はとても疲れていた。
メンバーの事情によりバンドの練習もなくなったので、ちょっと横になろうとしたのが夕方。
目が覚めると短針は12を指し、長針は短針へと今将に追い付かんとしていた。
夜中か。
と思って起きあがると、カーテンの隙間から日が漏れている。
昼ではないですか!
18時間後の未来は大して進歩していませんでした。
どうせなら床ずれができるまで寝たい。
そうすれば少しは未来が変わっているのかな?
善悪のニュートラル
そうすると、トップに来るのは、弱者の為に自分を犠牲にして闘う人であろうか?はたまた、争いを避け、仙人のような生き方をしている人だろうか?
俺はというと、上位にはいかないだろう。しかし、ど真ん中でぶった切ったときに、そこよりは上にいたいなぁ。という浅ましい心はなきにしもあらずである。
と考えると、“善悪のニュートラル”という位置を把握しておくべきである。
さて、そのニュートラルであるが、なかなかに難しい。
つい先日、バンド練習の帰りに酔っぱらったお爺さんが道で倒れていた。同伴のお婆さんは、何とか起こしてあげようと頑張っているが、何分お年を召していらっしゃる上に、お爺さんがベロンベロンであった為、うまくコトが運ばない。通りがかりの人々はことごとく無視していた。これがきっと今の日本で言う所の“ニュートラル”である。しかし俺は、ついつい「大丈夫ですか?」と声をかけ、お爺さんを起こしてあげてしまった。これは、“全世界善人ランキング”において、順位がアップしてしまう行為である。
やってしまった・・・。ニュートラルを目指す俺としてはやり過ぎの域に達している。ここで差し引きを考えるならば、何か悪事をやらかしてしまえば良い。しかし、この老夫婦に唾を吐きかけて立ち去ると、天秤はダウンの方に傾いてしまうので、それはやめた。
小さな悪事を求めて悶々として電車を降りると、うまいこと自分のチャリンコが路駐で警告を受けていた。こうして無意識に悪事を働くことができた。
つまり、意識していてもしていなくても、善い行いをすることは割と簡単なのである。しかし、悪事を働くのは無意識にでないと、なかなかにできないのである。じゃあどうするのか?このまま小さな善を重ねていては、いつか善人ランキングで上位に君臨してしまう。それはイヤだ。
何故にイヤなのか?それは、善人というのは何か気恥ずかしいのである。“偽善”なんて言葉もあるため、ホントに善なのか、善と思われたいだけの行為なのか、自分でも分からなくなるのだ。こんなことを考えるから、悪の気楽なカッコ良さをも求める。しかし、前述のように、また、ドラえもんの「悪魔のパスポート」という話にもあるように、本当の悪事というものを、意識して平然とやってのけるのは難しいのである。だから悪ぶってみせるだけの“偽悪”というものもあるのである。
ニュートラルとかいう以前に、ただの小者だったのね・・・。無能だし。
魔王
悪魔や妖怪が出てくるようなマンガでは、
何か不吉なことが起こる前兆として、
カエルが道路にウジャウジャ出てくるような場面が見られる。
この頃、職場からの帰り道にこのような現象に遭遇する。
チャリで5分しかかからない自宅までの間に、
10匹以上のヒキガエル様に毎日お会いするのだ。
当然夜道の為、ヒキガエルをヒキ逃げしそうになるのだが、
そこは俺の天才的サイクリングテクによって回避している。
しかし、この前兆は恐ろしい。何が起こるのだろうか?
「そら冬眠から覚めただけやないか?」
と、おっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、
バイオレンスな魔王が何かをしようとしているのかもしれないではないですか。
その時になって、シューベルトの作品のように、
「おとぉ~さん、おと~さん♪」
と、オペラ調に歌ってもしかたがないのです。
だからといって、魔王の企みを未然に予知し、防ぐことなどできません。
我らは何と無力なことか。
カエルたちの警告を目の当たりにしても、何もできないのです。
てな感じで、哲学的に人の無力さを呪いながら帰宅したら、
水道が止まっているではありませんか・・・。
忙しさのせいで、料金を払うことをすっかりうっかり忘れていたのです。
嗚呼、カエルよ。カエルたちよ。
お前たちはこのことを警告していたのだね・・・。
夜は当然水道局もやっていません。
「おとぉ~さん、おと~さん♪」
ガッツ牛山
こんにちは3号(ウッシー)に誘われて、
“カンフー・ハッスル”と“MR.インクレディブル”を観た。
あれだぞ。
CGはとんでもないぞ。
なんでもできちゃうぞ。
ウッシーは、“MR~”の方が良かったと言っていたが、
幼少の頃から“木人の刑”などを嗜んできた俺にとっては、
“カンフー~”の方が面白かった。“少林サッカー”もそうだったけど、
この主演・監督の人すごいなぁ。
久々に香港映画が熱いことになってきた。
子どもの頃に観てしまったら、絶対すぐにマネしてたろうな。
そして、帰り際に“牛山デモ①”“牛山デモ②”と書かれた2本のMDをもらってきた。
①は弾き語りが多く、ジンボイクミさんが参加しているため、“キミトボク”色が強い。
②はバンドサウンドで、こんにちは2号が多く参加しているからか、
やや“こんにちは”テイストに仕上がっている。
さすがに詞も曲もとても良い!
“銀杏BOYZ”もそうだが、魂が伝わってくる曲ができていれば、
演奏の完成度なんて二の次なのだ。
このデモMDは、無料配布しているそうなので、もらって聴くべし!
①は2月、②は3月に録ったそうだ。
これから月一ペースでアルバムをリリースしていくそうだ。
彼は、“こんにちは”“キミトボク”“ウルトラ・パピプペポ”の他にも、
ラップユニットを立ち上げようともしている。
ついこないだまでは“ラッコ戦士”のドラマーとして活躍していた。
すごいエネルギーである。
カッコつけてばかりで、うだうだ言い訳をしては、
ち~とも前進しない奴らが多い中、
本当にガッツのあるロッカーとは彼のことではないだろうかと、
錯覚しかけている。
・・・と、褒めておく。
木人の刑
教育用語で言うところの“ギャング・エイジ”と呼ばれる子どもの頃、
俺にとって実在の人物でのヒーローと言えば、
“タイガーマスク(初代)”と“ジャッキー・チェン”であった。
だから、「プロレススーパースター列伝」の9,10,11巻と、「ドランクモンキー酔拳」は、
当時のバイブルであったと言える。
さらに、ややマイナーでコミカル色の薄い、
「少林寺木人拳」という映画までもしっかりと観た。
そこから生まれたのが“木人の刑”である。
なんのことはない。廊下の両壁際に全員が並び、
通行しようとする者を、木人のようにカクカクの動きでいきなり攻撃するという遊びである。
仲間内の約束を裏切ったりすると、「あ~!お前“木人の刑”だ!」と誰かが宣言し、
全員木人となり、廊下へ連れて行くのである。
やられる側も、何となく自分がジャッキーになったような気がして嬉しかったりもするのである。
あとは、「拳精」という映画を観て、「ボッ!ボッ!・・・」っと口で言って、
“五獣の拳”のマネをしたりもしてた。
ちなみに、“スパルタンX”には、マーシャルアーツ世界王者、
怪鳥“ベニー・ザ・ジェット・ユキーデ”が最強の用心棒役として出演し、
ジャッキーと闘っています。
レレレの阿呆
もう修了式直前である。
年度末というと、普通は大掃除などやらかして教室はピカピカになっているものである。
なぜならば、4月からは教室が変わるので、
次に使う子どもたちや先生のために美しくするという人道的理由があるからである。
それ故に、どの教室を見渡しても、ビューチホーである。
しかるに、俺の教室は、Why何故に(矢沢風)キチャナイのか?
その最大の理由は、俺の無計画性である。
どこの世界に修了式の前日に大掃除という片付ける方向のベクトルを放棄して、
その場のノリで廃品工作を始めるという散らかす方向のベクトルを選択する阿呆がいるのだろうか。
放課後、スラム街のようにゴミにまみれた教室で、
爆音でMEAT EATERSの新音源を聴きながら、
独りほうきをせっせと動かしていたのである。
レレレのレ
うしおととら
ついさっき、マンガ好きのナイスガイ先生から、
“うしおととら”というマンガを突然もらった。全33巻。
どんな話かは全然知らないが、絶対に読んではいけない。
今までの人生経験から考えるに、ページをめくったら最後、徹夜で全巻を読破してしまう。
耐えるのだ。春休みになればいくらでも読めるじゃあないか。
明日までにしなくてはならない仕事は山ほどあるではないか。
ただでさえ俺は無能ではないか。
ん?無能?どうせ無能なら読んじまうか?
イヤ!いかん、いかん。
選択肢はたったの2つ
①明日のために寝る
②明日のために働く
今これ以外をやってしまったら大変なことになる。
つまんねえ人生だな・・・。
イヤ!いかん、いかん。
そんなこと考えてはいけない。
とにかく、“うしおととら”は封印せねば。
新音源作成作業一応終了!
例によって無能なせいで仕事が終わらず、スタジオには重役出勤。
が、一応終了した。
4曲に一年以上もかかったなんてアマチュアなのにアホである。
やはりここでも無能らしい。
でも終わった。
か、どうかは落ち着いて聴いてみないとわからんが・・・。