やめるのやめた -26ページ目

“ム・ノーズ”結成秘話

日曜だというのに朝からずっと仕事をしている。

残業しようが休日出勤しようが給料は変わらないのにである。
 
こういうのを“無能”という。

きちんと定められた労働時間内に仕事を終わらせるという能力に欠けているのだ。

前任校でも、無能が数人いて、“ム・ノーズ”というグループまで結成されていた。

無能仲間がいると、自分が無能でも気が軽くなるものだ。

だから、「嗚呼、俺はなんて無能なんだ・・・。」なんてウジウジ悩まず、

「お前は無能だ~!!」と、お互いを罵倒し合い、

スッキリしてまたちっとも進まぬ仕事へ取りかかれる訳である。

しかし、このような無能のストレス解消法は、

同年代のバカ者同士だからできるのであって、

いくら同じような境遇の無能様だからといって、

年輩の方や、殊更真面目な方に、「無能ですね。」などと言おうものなら、

はり倒されるに決まっているのである。

そういった訳で、現任校でも“ム・ノーズ”を結成しようと思うのだが、

人選には気を遣うのである。

卒業式の憂鬱

卒業式シーズンになると、“日の丸・君が代問題”が必ず話題になる。

肯定派は、卒業式のような儀式的行事には、厳粛な雰囲気が必要であると主張し、

否定派は、子どもの卒業を祝う門出には、ナショナリズムの強制はふさわしくないと主張する。

酷い学校では、延々と何時間も何日もそのことばかりの会議が続くのである。
 
自分はどういう考えなのかなぁ。と、考えるに、

“そんなことはどうでもいい”という結論に達する。

旗一枚会場にあったからって、歌一曲あったからって、

卒業式が最高になる訳ではないし、最低になる訳ではない。

そんなことで何時間も話し合うより、本当に最高になるような歌を歌わせてあげること、

卒業生も在校生も保護者も俺も感動できる呼びかけを子どもたちと作っていくこと、

つまり式の内容や、式を迎えるまでの子どもたちのことを考えていたいのである。

しかし、教育委員会も調子に乗って、

去年は、“壇上を正面とし、国旗を掲げ、全員正面を向いて式を行う”なんてことを通達してきた。

そこまでやるのか?

こうして去年、多くの学校で伝統を崩された形だけの卒業式が行われた。

何人もの教員が、起立して“君が代”を歌わないからと処分された。

今年はどうなることやら・・・。考えると憂鬱になる。






まあ今の学校にはあんまり関係ないんだけどね。

毎日席替え

あと一週間で修了式なので、毎日席替えをすることにした。

ただし、一度隣に座った人とはもう隣に座れないという掟付きだ。

初日である今日は、全員女の子は女の子同士、

男の子は男の子同士隣に座っていたが、

“好き好きクラブ”が来週どういう動きを見せてくれるか全くもって目が離せない。
 
朝学校に来た子から好きな座席をゲットできるためか、

いつもギリギリに来る子も早く学校に来るようになった。

遅刻対策にも効果絶大!

さあみんなで“こんにちは”

 今日は6年生を送る会でありまして、1年生の出し物「思い出のアルバム」(い~つの~こと~だか~・・・)の替え歌と、教員出し物「君こそスターだ」のギターを弾いた。毎日仕事でギターを弾いてた楽しい一週間であった。

 さて明日は、“こんにちは”というバンドのライブをする。このバンドは、俺が初めて自分から組んだオリジナルの曲をやるバンドである。
 
 “こんにちは”の特徴として、まず挙げられる点は、メンバー3人が席替えをすることである。つまり、ギター弾いてた奴が次の曲ではドラムになったり、ドラム叩いてた奴が次の曲ではベースを弾いてたりするのである。

 第2の特徴としては、異様な気楽さである。3人とも勝手なことを提案するが、ほぼ提案がそのまま採用されるのである。そのため、曲を練るといった作業があっさりしていて、できるときは一回の練習で3曲も、4曲も量産してしまう。めんどくさくなるとスタジオにも入らなくなるのであるが、無理して高いハードルを目指していないため、現状でできることでいいのである。

 第3の特徴としては、面白いと言われることである。これは特にウッシーというキャラクターの効果なのだが、笑いを大切にしたライブをしているのである。

 明日はまた楽しいライブになりそうだ。6週間連続ライブ、2週目に突入!
まだまだ先は長いが、がんばんべ。練習に行ってきます。

 さあみんなで“こんにちは”を観てみよう!
 明日は、三軒茶屋ヘブンズドアで、出番2番目7時半頃ですよ。

無意識の無銭飲食

 さっき、腹が減って近所にあるトンカツ屋に入った。

 生ビールと120gの豚カツ定食を注文し、スピリッツを読んで待った。
 20世紀少年また訳分からなくなってるなぁ。

 モノが到着し、食す。
 ライスのお代わりまでして食した。

 まあまあかな。
 てな顔でレジに向かうとき財布がないことに気付いた。
 職員室の机だ・・・。

「すみません!職場に財布忘れました!」
 誠心誠意を込めて謝ったところ、トンカツ屋のおじちゃん、おばちゃんは、
「いいよ。また今度来たら払ってね。」
 と笑顔であった。

 一時的とは言え、無銭飲食をしてしまった。



 ついでだが、一度だけ食い逃げをしたことがある。
 全く悪気はなく、食い終わったら当然のように店を出たのだ。
 きっとあまりにも堂々としていて、店員も違和感がなかったのだろう。
 自分自身も後になって、料金先払いの松屋のつもりで出てきたが、

 実は吉野屋で食っていたことに気付いたのだった。



 

男の子好き好きクラブ

 海外へ一時的に転出している子にビデオレターを出そう!

ってな話になり、数人のグループに分かれ、それぞれが練習し、撮影を始めた。

特にテーマを決めなかったせいか、実に様々な演出があった。

 流行っている本の紹介、休み時間の遊びの紹介などが多く、

普段の自分たちの様子を伝えたいという気持ちが良く分かった。

 ところが、「男の子好き好きクラブ」と自ら命名した女子グループは、

突然カメラの前で、「私は○○くんが好きです。なぜかというと優しいからです。」などと告白し始めた。

全員が好きな男の子を暴露すると、両手で顔を覆い、恥ずかしそうな仕草をしていた。

ビデオレターの趣旨からすると、「なんでやねん!」と突っ込みたくなるが、面白いし、可愛いので許す!

度胸も満点である。

 どうもうちのクラスの傾向としては、リーダーシップを発揮するやんちゃ坊主よりも、ボーっとしていて優しいタイプの方がモテるようだ。

 


 登校する日はあと8日しかない。

 明日で日直が一周するので、最後の数日を残して席替えをする。



 ここにまたドラマはあるのだろうか?

頭の良さって・・・

“クイズ面白ゼミナール”という番組が昔、NHKで放送されていた。

小学校低学年の頃、何故かこの番組が大好きで、

必要のない豆知識をやたらと得ていた気がする。


この番組、今で言えば“平成教育委員会”みたいなもんだが、

小学生の教科書にある問題、或いはそれをやや発展させた問題を、

パネラーの方々が解いていくような形式であった。

まだ中学受験の問題を扱うような時代ではなかったのです。

“ウルトラ・アイ”なんていう、教育テレビの番組も好きだったりした。

今で言うと、“ためしてガッテン”とか“あるある大辞典”なんかを、

もっとマニアックに科学的に分析していくような番組だった。

健康を前面に押し出すより、実生活を科学的な見方で分析していく

という面白さを追求していた番組だったような気がする。

 さて、学校の各種倉庫には得体の知れない書物が大量に埋もれている。

最近ちょっと探検しながら発掘した、

“クイズ面白ゼミナール”の本がホントに面白くてはまっています。

 ここで1問。頭の良さは、脳の何に関係があるのでしょうか?
  ①脳自体の大きさ
  ②脳のしわの数
  ③脳の神経細胞の数

呼びかけ34人分

 以前6年生を担任したとき、卒業式直前まで学級閉鎖だったことがあった。

 何よりも辛いのは思い出作りのクライマックスがドラマの打ち切りのようになってしまうことだ。

 しかし、情意面ではなく実務面で辛いのは、

 卒業式の練習において、俺のクラスの子たちの呼びかけを、

 全部俺が言わなければいけないことであった。

 他のクラスの子どもたちの前で独り寂しく、

 しかし元気良く声を出さなくてはいけない。

 「心が一つになった 音楽会!」

 なんてなことを34人分も言うのだ。

 それも気合いを入れて。

 我に返ったらおしまいな世界である。

 さらに酷いことに、俺がこんなに苦しんでいたことを、

 自分のクラスの子たちは学級閉鎖で学校に来ていないからちっとも知らないのである。

北の国から週番です

 今週は週番であります。

 夕方、施錠点検をしようと思い、担当箇所に向かっていたのですが、 

 6年生を送る会の教員出し物の練習後だったため、アコギを抱えたままだったのです。
 当然弾いてしまいますよね。

 廊下をギター弾きながら練り歩きです。
 
 子どものいない時間帯の学校ってのは音が良く響きます。
 天然リバーブに気持ち良くなり、スターマンやら、ジギースターダストやら、

 北風小僧の寒太郎やら、キューティーハニーやらを弾きつつ鍵を閉めていました。

 通りすがりでお会いする先生方も笑ってくれます。
 この学校に来て一年。
 ようやく気を遣わずに自由闊達に振る舞えるようになりました。

 さらに気を良くして進んでいくと、奥の教室で何やら話し声が。
 これは一発笑わせてやろうと、北の国からのテーマを弾きながら近づきました。
 ハミング付きで。



 ・・・保護者との真剣な会議中でした。



                     最悪です。




地獄の自己告知(早口言葉?)

 一昨日、3月4日(金)MEAT EATERSで吉祥寺プラネットKにてライブをやった。

いよいよ地獄の毎週ライブが始まってしまった。

すぐ忘れるので自己告知をして気を引き締める。

11日(金)三軒茶屋ヘブンズドア(こんにちは)
14日(月)レコーディング最終回・・・予定 
18日(金)西荻窪ワッツ(MEAT EATERS) 
26日(土)渋谷屋根裏(MEAT EATERS) 

4月に入って
 3日(日)下北沢シェルター(MEAT EATERS) 
10日(日)下北沢ERA(MEAT EATERS)

そして4月29日(金)
三軒茶屋ヘブンズドアにて、MEAT EATERS企画!
正直、企画は苦しいんだよ。スタッフもいねえし・・・。
そろそろ出演バンド決めないと・・・。

 今週は年度末で仕事も大詰めを迎え、キビシイ状況だ。

しかし、ライブは好きだから誘われるとついつい引き受ける方向へと考えてしまうのだ。

 まあこのうちのどこかで、MEAT EATERSの新音源がリリースされる予定である。